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十二代弘子宗哲の人柄と美の世界を、彩りに満ちた作品と、弘子宗哲のアルバム写真から懐かしく振り返る。

表千家、裏千家、武者小路千家のお家元の茶趣にあふれる名品の数々、歴代宗哲の代表作も美しい写真で収録した。

歴代の歩みや交友を時代背景に触れながら精緻な文章で綴った決定版。

 

【目次】
はじめに
■十二代中村宗哲 人と作品
塗師 中村宗哲家
十二代宗哲の仕事場
十二代宗哲の作品
三千家宗匠の好み物
哲公房
母、弘子宗哲の思い出  十三代 中村宗哲
十二代中村宗哲さんのこと   熊倉功夫
十二代宗哲アルバムより
■歴代宗哲の仕事
茶の湯の塗り物        堀内宗心
歴代宗哲の作品
初代宗哲/二代宗哲/三代宗哲/四代
宗哲/五代宗哲/六代宗哲/七代宗哲
/八代宗哲/九代宗哲/十代宗哲/十
一代宗哲
塗師中村宗哲家 系譜
歴代中村宗哲のあゆみ    稲葉昭二
初代宗哲/二代宗哲/三代宗哲/四代
宗哲/五代宗哲/六代宗哲/七代宗哲
/八代宗哲/九代宗哲/十代宗哲/十
一代宗哲/十二代宗哲 中村宗哲家 略年譜

 

 

『なやしべら』漆芸の美と心 十二代宗哲 彩りの世界 職家中村家歴代の匠

中村 宗哲(監修)

発行 河原書店

 

 

なやしべら、とは、生漆を精製するために使うへらのことだそうです。

塗師の仕事を象徴する道具として、中村家の玄関床には常になやしべらの短冊掛を掛けているとか。

13代にわたり継承されてきた千家十職としての矜持を感じます。

 

歴代宗哲の代表作と共に、職方の家の物語にも触れる本著。

表千家、裏千家、武者小路千家。

お家元の茶趣にあふれる名品の数々を拝見すると、利便性に根差しながら、常に時代と共に新しい表現を創作してきた、中村宗哲の表現の幅に驚かされます。

芸術家としての歩みを辿ることのできる決定版です。

書籍 | 『なやしべら』漆芸の美と心 十二代宗哲 彩りの世界 職家中村家歴代の匠

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