家紋の意匠と実例がわかる！ 華やかなビジュアル家紋事典

現在家紋は、基本的なものだけで200種類、同じモチーフで異なるデザインのものを合わせると5000種類あると言われています。
本書では、2500点以上の家紋を選定し、「植物」「動物」「自然現象」「尚武」「文様・図案」「建物・器物」のモチーフ別に意匠やその意味を解説します。
また、家紋の元となったモチーフや、家紋のイメージから創作された染色や工芸品、現代のデザインなどの実例を写真や図版で豊富に掲載。
華やかで美しく、デザインの参考書としても活用できる一冊です。
 
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『日本の家紋とデザイン』
青人社(著/文)
濱田信義(編集)
発行　パイ インターナショナル
 
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あでやかな小袖、美しい色絵の器。
芸舞妓さんの後ろ姿。
日本とは、なんと豊かなデザインに囲まれた国であることでしょう。
 
京友禅を手掛けて20年、たくさんのお客様のお誂え制作をさせて頂く中で、特にご紋は一番面積が小さく、最もいかに仕上げるか考える時間が長いポイントです。
ご家紋に加え、婚家のご紋、関西に伝わる女紋。
紋一つに、先祖代々の物語が込められています。
紋を継いでいくお客様の想いを汲み取りながら、茶道をされる方にとっては席入りの時に最も目に入る箇所であるため、素敵に仕上げさせていただきたい・・・。
お誂えの最終工程だからこそ、本当に気を使います。
この本は、私のように染織に従事される方にも参考書籍として楽しんでいただけることでしょう。
 
ご自身の紋のデザインと、ルーツや歴史を楽しく学び、イマジネーションを広げる為に最適な一冊。
蔦や藤など多く使われる紋と共に、こんな紋もあるの？という趣向を凝らした紋も収録されています。
美しい写真と共に、眺めるだけで心が豊かになります。