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竹芸家・生野徳三先生の、「みの虫」という銘の、涼し気な掛華籠。

先代・人間国宝、生野祥雲斎より生野家が大切にしてきたのが、「白竹」の美しさです。
ひとつの材を見極めて、数年かけて育てた後、さらに油抜きや天日干しという数十年の歳月と手間を経て「白竹」を完成させています。
(参考:大分合同新聞)

徳三先生によると、まずはこの材を見極めることが至難の業だそうで、よき寸法、よき節の竹に巡り合うまで数十本、数百本の中から選ぶそうです。

二寸一分の節に宿る、竹の物語です。

徳三先生の作品は、どこか風を感じる抜け感と、センス溢れるヒゴ使いが特徴です。
無作為に編んだような作風が魅力ですが、実は竹のヒゴの節がどこに来るか、口の部分を上から通すか中に通すかでリズムを付けているところ、竹林を想起させるヒゴの重なり方など、緻密な計算の上で編まれているのに、さらりと見せているところが、さすが先生の作品と唸るところです。

山紫陽花も、燕子花も、大山蓮華も、紫蘭も。
姿も格も違う色々な花を受け止めてなお、静かな佇まいで花を引き立ててくれる花入です。

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サイズ
・直径10cm
・高さ19cm

生野徳三 | 掛華籠 銘「みの虫」

¥36,000価格
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