【 福袋|2025年1月1日~15日まで20%off|1/1より販売開始 】
礼装用の帯を得意とされている紫紘さんでは珍しい、糸地の洒落袋帯をご紹介します
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美しいターコイズブルーの色糸で描かれたのは、「パルメット文」。
パルメットとはナツメヤシのことで、健康食品としても知られるデーツと言う方が知られていますでしょうか。
現在でも主要産地はウイグルなど西アジアですが、世界的に見ても非常に古くからある樹の一つで、原産はペルシャ沿岸ではないかといわれています。
古代エジプトやギリシャで文様化されたものが、シルクロードを通じてペルシャや仏教文化と溶け合い、華やかな装飾文にデザイン化されたものが、日本にも瓦や仏教装飾として伝わりました。
なつめやしが日本では採れなかったため、本来の樹形を知らない日本では本歌より写しとしてのデザインが発展し、忍冬文(すいかずら)と呼ばれたり、中国で意匠化された宝相華として、文様として定着していきました。
パルメット文は本来繁栄の象徴である縁起柄です。
紫紘さんのデザイン力で七宝取りにされた連珠には黄色と淡いピンクの糸が使われ、帯に可愛らしさを加味してくれています。
紬にも合いますし、小紋や付下に合わせてお出かけにもお使いいただける他、趣味の会などの茶席では、かえってこのようなリラックス感のある帯の方が好まれるものです。
意外にも、和にも洋にも合いますので、このような帯が一本あると何かと重宝です。
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西陣織の名門、「紫紘」。
源氏物語絵巻を西陣織で表現するという途方も無い仕事をライフワークとされ、素晴らしい帯の数々を残された故・山口伊太郎氏が創設した言わずと知れた名門の織匠。
西陣織の芸術性、創造性を極限まで高めた人物として、西陣ではその名を知らぬ人はおりません。
紫紘さんの帯のファンの方もたくさんいらっしゃる事でしょう。
伊太郎氏が突き詰めた表現を、確実に、着実に受け継ぎながら、日々現代の意匠を取り入れ新しい創作を続ける紫紘さんの帯。
「あぁ、ええ仕事っていうんはこういう事なんや。」と腑に落ちる、引き算の図案と選び抜かれた糸の配色。
それを身に纏う喜びを是非感じて頂きたいと思います。
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【 ご着用シーン 】
お出かけ、茶会、結婚式、パーティー等に。
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【 伝統色のパーソナルカラー、秋、秋好中宮 】
オータムさんにお勧めの配色です。
袋帯 | 紫紘 パルメット丸文
- 素材 正絹
- 幅 8寸2分仕上がり基準
- 季節 袷
- TPO 礼装に