聖徳太子ゆかりの四天王寺に伝わる国宝の懸守を本歌に、紫紘さんのアレンジで制作された重厚感のある帯です。
七宝に美しいぼかしの表現と、唐花の五色の彩色が、繰り返しの柄を単調に終わらない工夫です。
七宝は経典にある金・銀・瑠璃・瑪瑙などの七種の宝玉のことを差し、仏教の荘厳に使われます。
着物の文様というものが、信仰と多幸を願う人々の祈りから来ていることに気付かされる格調高い図案です。
黒地で迫力のある構図ですので、お背の高い方に映えるでしょう。
西陣織の名門、「紫紘」。
源氏物語絵巻を西陣織で表現するという途方も無い仕事をライフワークとされ、素晴らしい帯の数々を残された故・山口伊太郎氏が創設した言わずと知れた名門の織匠。
西陣織の芸術性、創造性を極限まで高めた人物として、西陣ではその名を知らぬ人はおりません。
紫紘さんの帯のファンの方もたくさんいらっしゃる事でしょう。
伊太郎氏が突き詰めた表現を、確実に、着実に受け継ぎながら、日々現代の意匠を取り入れ新しい創作を続ける紫紘さんの帯。
「あぁ、ええ仕事っていうんはこういう事なんや。」と腑に落ちる、引き算の図案と選び抜かれた糸の配色。
それを身に纏う喜びを是非感じて頂きたいと思います。
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【 ご着用シーン 】
パーティー、結婚式等に。
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【 伝統色のパーソナルカラー、夏、花散里 】
サマーさん、ソフトオータムさんに映える糸の配色です。
袋帯 | 紫紘 菊に七宝紋
¥680,000価格
色: 銀
在庫残り1点
- 素材 正絹
- 幅 8寸2分仕上がり基準
- 季節 袷
- TPO 礼装に