いつか、片身替わりの着物を現代風に創ってみたいと思っていました。
片身替わりとは、異なる意匠や裂を背縫いから切り替えて仕立てた着物のことで、安土桃山時代に流行しました。
織部にもよく麦藁手との片身替わりの図案が見られますから、当時の洒落た流行だったのでしょう。
当時の大胆な取り合わせのままに意匠化してしまいますと、現代のご着用シーンには添わなくなってしまう為、道長取りの地の引染ぼかしで全体を繋ぎ、配色を統一させて、溶け込むような優しい仕上がりと致しました。朝露に濡れた表情の夏草、秋草を表現する為、繊細な刺繍を施しております。
お生地は「かぎろひ」という、6月から9月までお使い頂ける生地です。
胸に萩、袖に桔梗を描きました。
初夏から秋口にかかるまでお召し頂けるよう、照葉も加えて彩色しております。
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【 ご着用シーン 】
パーティー、茶会等にお召しください。
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【 伝統色のパーソナルカラー:春、玉鬘 】
スプリングさん、ソフトオータムさんに最も適しています。
織部茶会などに、さっと纏って頂くと素敵ですし、パーティ着としても映えますね。
訪問着|かぎろひ 片身替わり 朝顔に秋草
¥643,000価格
色: 朱
在庫残り1点
- 素材 正絹
- 季節 夏・単衣
- お仕立て納期 ご注文受付から約1カ月~一カ月半(ご着用日が決まっている方はご相談ください)