京友禅の一技法「素描」と、印金の技法「金泥」で仕上げた秋草。
抽象的な図案とすることで、心象風景のような絵画的な表現となりました。
素描とは、糸目を置かずに生地に直接友禅を挿す方法です。
糸目の白が出ない分、生地に馴染ませることができ、生地と一体となった美を演出しています。
全体の秋草の意匠は、わざと裾に近いところに下目に描くことで、露をのせて輝く初秋の風情を写しました。地は少しニュアンスの違う茶鼠と胡粉をぼかしており、暈しが段違いになるように位置取りした上で絵を描いています。
お胸の柄の下に白がくるように配置しておりますので、お顔周りが明るく見えるように仕立てられます。
この美しい絵と色の表現を可能にしたのが、生地の質の良さです。
経緯に群馬県のオリジナル蚕、「ぐんま細」を使用しております。
糸質が細く、独特の底艶があります。
しっとりと肌に添う生地風が、秋の風にぴったりです。
袷にして口切の茶事にも、単衣にして秋の邦楽の演奏会にも。
または、秋のお出かけ着としても。
こういう着物は、今まで友禅ものを沢山お持ちの方にも目新しく楽しんで頂けることと存じます。
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【 ご着用シーン 】
お茶会、お出かけ等に。
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【 伝統色のパーソナルカラー:秋、秋好中宮 】
ニュアンスカラーの映えるソフトオータムさんに。
訪問着|鼠地段ぼかし ぐんま細 秋草素描
¥660,000価格
色: 白茶
在庫残り1点
- 素材 正絹
- 季節 袷
- TPO お茶会、お出かけ等に。
- お仕立て納期 ご注文受付から約1カ月半~2カ月(ご着用時期がおありの方はお申しつけくださいませ)